距離感が巡る住まい

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窓を開ければ、爽やかな風や柔らかな光が家の中を巡っていく。時代や社会背景に関係なく、そのような住まいは心地よいと思う。同様に人と人との距離感が、使い方に呼応して空間の中を巡っていく住まいの提案。
境界線に強弱や、方向性を与えることで、【風車】型のプランとする。各個人が居場所を選択できるだけではなく、空間が持つ領域性の境界を、住まい手が無意識のうちに選択して、住まうことができるような空間が現れる。
共用施設や周辺環境が充実した高層マンションにおいて、住居に出入りする人物との距離感をソフトで、家族との距離感をハードで分節することで、働くことと住むことのインタラクティブな調和が実現すると考えている。

設計  :小林 宏輔
設計期間:2017年
計画地 :神奈川県横浜市
規模構造:鉄筋コンクリート造 地上58階地下1階 / 41階の住戸
主要用途:専用住宅
延床面積:80.82㎡