つながりを引き出す家

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引き出しを機能空間として扱うことで、部屋自体を収納・展開することができる家の提案。
機能をコンパクトに収納した「引き出し」を住空間の中心に配置し、人をつなぐ空間として、リビングダイニングおよび土間を設ける。引き出しを閉じると、それらの空間は単一の場として使用できる。引き出しを開くと、各々の機能が拡張される。浴室の前室である脱衣所や、キッチンからダイニングテーブルへの動線などの空間は、住まい手の必要や趣向に応じて引き出される。引き出しコアによる住空間は、住み手の生活シーンに応じて空間どうしの関係性を変え、多様な空間/人のつながりを魅き出していく。

設計  :小林 宏輔(他2名と協働)
設計期間:2015年
計画地 :東京都江東区
規模構造:鉄筋コンクリート造 地上22階 / 2階の住戸
主要用途:専用住宅
延床面積:81.31㎡